#物語コミュ

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第二弾 あの日の思い出があるから…
第七話 幼なじみの死の理由 Part2

私は自殺をしようとしていた。
だが幼なじみの健太君の作戦で死なずに済んだ。

今は健太君と懐かしの喫茶店でマスターと話していたが健太君が怒っているような顔でもう一人の幼なじみである康之介君の死の理由について話そうとしている。

健太
「あいつの本当の死の理由は……」


「うん………」

健太
「……」


「どうしたの?」

健太
「いや。
 なんでもない。」


「そっか」

健太
「あいつの本当の死の理由…。
 それはいじめなんだ…」


「え………?」

健太
「あいつはいじめを受けていたんだ。
 言葉だけでなく暴力や脅迫。
 しまいにはカモにされてたんだ」

健太君の表情は一言で言うことのできないものだ。
怒り,憎しみ,悲しみ,後悔と言った色々な気持ちが混ざっていた。
私は健太君の表情を見てすぐにわかった。
健太君は未だに康之介君をいじめていた子たちを許すことができていないのだ。
いや。
もしかしたら恨みの感情が爆破寸前なのかもしれない。
私は直感でそう感じた。

私は震えが止まらなかった。
今まで知らなかった真実を今ここで聞いた。
健太君は一人でこの苦しみに耐えていた。
私は心の中で
「私の馬鹿。
 なんで身近にいたのに気づいてあげれなかった?
 なんで………」
そう何度も何度も呟いた。

以上
第七話を読んでくれてありがとうございます!
まさか康之介君の死の理由がいじめだったとは…。
いじめは相手を死に追い込む凶器の一種なのかも知れませんね…。
みなさんはどう思いますか?
良ければコメントで教えてください!
第八話もお楽しみに!

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