#物語コミュ

#物語コミュ

第二弾 #あの日の思い出があるから…
第二話 全て消去する

私は今自殺をしようとしている。
だがそれを止めにきた幼なじみの健太君に私は刃物を向けた。
健太君は後退りしたあと言った。

健太
「こんなことするなんて間違っている」

健太君のその言葉は私の心に響く。
だが…。


「そんなの健太君に関係ない。
 自分の命を私自身が捨てて何が悪いの?」

私の言葉を聞いた健太君はまるで時が止まったかの様に動かなくなってしまった。
そんな健太君に追い討ちをかけるかの様に私は言った。


「自殺が犯罪になるの?」

健太君は何も言わなくなった。
だが何も言わない健太君の顔はすごく怖かった。

しばらくの沈黙のあと私は言った。


「私を止めることなんてできない。」

その言葉に何かを察したのか健太君はさっきまで閉じていた硬い口を開いて言った。

健太
「全て消去する。
 リセットする。」

健太君はそれしか言えない壊れたロボットの様にその言葉を何度も言っていた。


以上
第二話読んでくれてありがとうございます!
健太君は一体どうしてしまったのでしょう?
この先が気になりますね!
第三話もお楽しみに!

留言